蕪の栄養と効能
日本ではおなじみの野菜
蕪は根は淡色野菜、葉は緑黄色野菜に分類される野菜です。
歴史は古く、日本では平安時代ごろから食べられてきた野菜で、『かぶら』や『かぶな』と呼ばれています。また、『すずな』とも呼ばれていて、春の七草のひとつに数えられています。
甘味が強いため、生食できる野菜です。
サラダや浅漬け、スープや味噌汁などの具材にも適していて幅広い調理法で楽しむことができます。加熱するととても柔らかくなりますが、煮崩れしやすいので調理に注意が必要です。特に、根が小さいものは煮崩れしやすいです。
葉は大根の葉に比べて柔らかいですが、苦味があります。苦味が苦手な場合は軽く茹でてアクを抜くと食べやすくなります。葉の部分は、おひたしや和え物、ふりかけにすると大変美味しいです。
蕪の栄養と効能
葉と根のどちらにも、発がん性物質を取り除く酵素の生成を助けるグルコシノレートという辛味成分が含まれています。
根には胃もたれや胸焼けを解消する消化酵素アミラーゼもあります。
特に、葉の部分は栄養素が豊富に含まれていて、皮膚や粘膜を強化するβカロチンや、免疫力を高めるビタミンC、歯や骨を強くするカルシウムなどがあります。
旬と保存方法
通年見かける野菜ですが、旬は冬です。
寒い時期になると甘味がぐんと増すため11月〜1月ごろに多く出回ります。
そのままにしておくと葉に水分が集まり、すぐに傷んでしまいます。買ってきたらすぐに根本で切って根と葉を別々に保存します。根はビニール袋などに入れておき、葉は新聞紙などで包んで、どちらも冷蔵庫の野菜室で保存します。
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