自家製乾物の作り方
天日干しで乾物作り
いつもは購入している乾物類
ザルや乾物ネットで天日干しをすれば、おうちで簡単に作れるので、少しずつ残った野菜がある時や安く手に入った時にぜひトライしてください。
天日干しすることで、栄養価、うまみ、甘みや香りがぐんとアップし、さらに美味しく食べることができます。
しいたけや大根のほか、白菜、れんこん、にんじんやかぼちゃ、大根や蕪の葉、イチジクや柿などのフルーツもオススメです。
煮物やピクルス、その他干し野菜だけで作る、お味噌汁やスープにすると、格別の美味しさです。
干し方
薄切りにしたものをザルや乾物ネットに、重ならないように並べます。切り口の断面が大きいほど、水分も抜けやすくなります。
ベランダなどの陽の当たる、風通しの良い場所で天日干しをします。干す時間帯は、10時頃〜15時頃が適しています。陽が沈んでしまうと、せっかく干したものも湿気てしまうので、室内に取り入れてください。なお、水分が多いものは傷みやすいので、陽がかげり始めたら、必ず室内に取り入れて、湿気ないように気をつけてください。
干す日数は、干ししいたけや切り干し大根など完全に乾燥させたい場合は、5日〜7日くらいです。状態を確認しながら干してください。すぐに調理したり、食べる場合は、1日干すだけで十分美味しくなります。
空気が乾燥している冬場の方が、乾きやすいので、冬は特に乾物を作るのに適しています。
切り干し大根
大根をピーラーやスライサーで薄切りにしたものを干してもいいですが、捨ててしまいがちな、大根の皮を切り干し大根にしてしまえば、生ゴミの減量化にも繋がります。
大根は約95%が水分ですが、天日干しにすることで水分が16%程度にまで減り、カルシウムだけでなく鉄、食物繊維、ビタミンB1・B2なども大幅に含有量が増えます。生の大根を大量に食べることは難しいですが、切り干し大根にしてしまうと、少ない量で食物繊維をたくさん摂取することができ、便秘の改善にも効果が期待できます。その他、動脈硬化や大腸がんの予防やダイエットにも効果が期待できます。
ふろふき大根を作った時の加賀野菜 源助大根1本分の皮を干して、切り干し大根にしました。
2日目↓
5日目↓
7日目↓
干ししいたけ
生しいたけのうまみは『グルタミン酸』によるもので、生しいたけ100g中の含有量は70mgです。このグルタミン酸が、干すことにより1060mgまでアップし、さらに、100g中150mgの『グアニル酸』が生成されます。三大うまみ成分のひとつ、グアニル酸は干ししいたけ特有のうまみです。
軸の下の方の硬い部分を切り落とし、汚れをキッチンペーパーなどで拭き取り、軸が上を向くようにザルや乾物ネットに並べます。
軸の方が乾燥してきたら、裏返してカサが上を向くように向きを変えて干します。
洗濯ピンチハンガーのピンチに軸を挟んで、吊るしても◎
↓7日目
舞茸
舞茸は古来から、漢方薬の材料として使われているほど、栄養豊かなきのこです。
舞茸特有の成分であるD-フラクションとX-フラクションには、免疫力を向上させる効果と、コレステロールの吸収を抑える働きがあります。
他のきのこと同様に、食物繊維も豊富で、体内の老廃物の排出を助けるデトックス効果もあります。
小房に手で割いて、重ならないよに並べます。
完全に乾燥させるには、3日前後天日干しします。
もともと香りが強いきのこなので、1日天日干ししただけで、十分美味しくなります!
1日天日干ししたものは、炊き込みごはんや天ぷらがオススメです。
↓1日天日干しした状態
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