白菜の栄養と効能
さっぱりした味わいがさまざまな料理にマッチ
白菜そのものは淡白な味ですが、どんな食材とも相性がよく、さまざまな風味のものとマッチすることが特徴です。
漬け物や鍋物、煮物などに使われることが多いです。蒸したり、茹でたりしたものを塩こしょうなどで簡単に味付けしても美味です。さらに、ドレッシングなどの調味料とあわせても美味しいので、特に新鮮なものはサラダで食べることもオススメです。
時折、葉の白い部分に黒い斑点が浮き出ることがあります。これはゴマ症と呼ばれており、原因は白菜の持つ生理現象です。白菜が低温などのストレスにさらされた時にできる、ポリフェノールの塊みたいなもので、特に害はありません。
旬を迎えた白菜は、食感がよくなるだけでなく、寒さから身を守るためにでんぷんが糖に変化するため、甘味が増します。
また、農薬が葉に残ることがあるため、外側の1枚を捨てたうえで、1枚ずつしっかりと洗うように心がけましょう。
白菜の栄養と効能
白菜は、免疫力を高めるビタミンCや利尿作用のあるカリウムを含んでいる点が魅力的です。加熱によってカサが減り、クセもないのでたくさん食べられることもポイントです。また、白菜のアリルイソチオシアネートという成分は、発がん性物質を取り除く酵素の生成を助けます。さらに、食物繊維も豊富に含まれています。
白菜と春菊を食べ合わせると、食物繊維の整腸作用とビタミンCとβカロチンの抗酸化作用が、体の健康を守りがん予防の効果も期待できます。すき焼きや鍋物にすると美味しく食べられます。
旬と保存方法
いつでも買える野菜の一つですが、白菜は霜が降りる晩秋から冬にかけて、11〜2月が旬です。この時期の白菜は葉の密度が高まり、ギュッと結球して、よりおいしくなります。
主な産地は茨城県と長野県です。しかし、全国各地で生産している野菜なので新鮮なものが入手しやすいです。
丸ごと保存する場合は、新聞紙に包んで立てて保存します。冷蔵庫の野菜室や冷暗所のような比較的低温な場所を選ぶとよいでしょう。カットしたものは、切り口をしっかりとラップで包んで保存します。
食材のポイント
外側の葉の栄養素は内側に送られるので、最初に中心の黄色い葉を食べてしまいましょう。白菜は、収穫された後も成長を続けています。中心部がなくなるということは、栄養素を送る場所がなくなるということと同じです。そのため、周辺の葉に栄養が備蓄され、よりおいしく食べられます。内側から外側に向かって食べ進むことで、一度に食べきれなくても風味を落ちにくくすることができます。
購入する場合は、カットされたものは断面が盛り上がっていないもの、芯の高さが1/3以下のものがよいとされています。丸ごとの場合は、葉先が縮れて、かたくてしっかり巻かれているもの、重量感のあるものを選ぶとよいです。
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